カラスの教え

カラスに学ぶこと

「なんだカラスか?・・・
カラスなんていつでも見られるじゃない!
と言った人こそちょっと見てみて!」

この言葉は旭山動物園にある飼育員さん手造りの看板の文言。
多くの誤解と偏見で認識されているカラス。実はカラスって自然界でとっても重要な動物。
カラスは私達人間が思っている以上に偉大な野生動物なのです。

2005年旭山動物園の総合動物舎カバの横に沢山の人だかりができました。
みんな何を観察していたかと言うと交通事故により片翼を失ってしまったハシブトカラス。
カラスを約30cmの間近で観察し,その行動,その器用さ,その賢さなど、知っているようで知らなかった
カラスのことを学べるようにと展示が始まったのでした。
事故で片翼を失ったこのハシブトカラスは、話題を集め沢山の人に色んなメッセージを伝えながら
その年の11月に老衰で亡くなりました。
そして現在。2010年の今も総合動物舎、カバの横にはカラスが飼育されています!
カラスの教え

旭山動物園で飼育されているカラスは展示する為に捕まえてきたわけではありません。
有害鳥獣駆除で捕獲され殺処分される予定だった個体を譲り受けたもの。
一時は殺される運命だったカラスが、旭山動物園では先生となって様々なことを教えてくれているのです。

突然ですけど、カラスって何色だと思います?
ほとんどの方が「黒」って答えると思いますけど、驚く無かれ!間近で見てみると
「青色」「紫色」「桃色」に輝いて見えるんですよ!!
私達の身近なカラスには「ハシブトカラス」と「ハシボゾカラス」の2種類がいて、
ハシボソガラスは威嚇はしても人に触れることはないんですって!これもまた知らなかったなぁ
日本サッカー協会のシンボルは「やたがらす」といって伝説の3本足の鳥ですよね。
カラスの教え

ユニフォーム胸のこのマークです。
「太陽を意味した、めでたく、勝利を約束する烏」
この、やたがらすに象徴されるように本来カラスは「凄い」「美しい」「かっこいい」鳥として
みんなに認識されるべき野生動物なのです。

カラスに学ぶこと

旭山動物園の魅力のひとつに、飼育員さんによる手造りの看板や説明パネルがあります。
このカラスが飼育されている場所にはその手造りパネルや施設の魅力が溢れています!
カラスの教えカラスの教え
そのどれもが「なるほど」や「知らなかった」。さらに「おぉぉ!凄い!」を感じさせてくれます。

カラスの教えカラスの教え

私達人間が持っているイメージとは違い、様々な凄さや重要性を教えてくれるカラス。
自然界で虫などの生き物が増えすぎないようにバランスを保ったり、動物の死体を片づけるなどして
森の掃除屋と言われることなど本当に知らないことばかり。
耳は大きく人間の10倍の聴く力があり、視力もとても良く、知能は幼稚園児と同じくらいと言われるカラス。
さらには「巣」だって凄いんです!!
カラスの教え
巣立った後の古巣は他の野生動物、チゴハヤブサの住み家にもなることもあるんですって!!
凄いなカラスって・・・・と思いながら園内のシラカバの木を見上げたら、カラスの巣がありましたよ!
カラスの教え
こんな身近にいる昔から知っているカラスなのに
実は知らなかったってことが物凄く多い。カラスって本当に凄いんだ!!!
そして旭山動物園では「なるほどガイド」という企画があります。
なるほどガイドとは、飼育展示係の方が動物の深いところまでお話するという、
面白くてタメになる企画。毎日不定期で行われるこの企画に「スズメとカラスとあなた」というお話が聞けます。
日程は不定期ですので、その日の朝に発表されるもぐもぐタイム・なるほどガイド時間割でチェックして下さい。
もぐもぐタイム・なるほどガイドについて

カラスの教えカラスの教え
旭山動物園に訪れた際には是非!総合動物舎カバの横にいるカラス先生に会いに行ってください!!
必ずあなたの知らなかった「凄い!」や「そうだったんだ!」を感じられるはずです。