てながざる館

驚きの身体能力!シロテテナガザルの運動能力

2009年8月29日「てながざる館」という
旭山動物園にまたひとつ野生動物の生態を観察できる施設が完成しました。

弧を描いた壁。
高さ14mの鉄塔。
柵がない見やすい空間。

そのどれもがシロテテナガザルの優れた運動能力を発揮させてくれます。
「おぉぉ!!!」思わず感嘆の声をあげてしまうほど凄い能力の数々。
あなたはこの「てながざる館」で野生動物の凄さに衝撃を覚えるはずです!!
てながざる館

人間と野生動物の知恵比べ

坂東元(ばんどうげん)園長も初めてと言うほどの想像を超えた動きをするシロテテナガザル。
その運動能力を最大限に発揮できるようなるべく自然環境に近づける工夫が沢山盛り込まれているこの施設。
天井からはツタ代わりのロープ。弧を描くように造られた放飼場の壁。壁には1m10cm間隔の鉄棒。
高さ14mの木に見立てた遊具。樹上で休める場所。その全てがシロテテナガザルが快適に過ごせるよう
坂東園長はじめ飼育員さん達が考え抜いた空間となっています。

てながざる館てながざる館
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混合展示

長い手で枝から枝へと動き回るブラキエーション(うんてい運動、腕渡り)能力が半端なく凄い。
大人と子供、どちらのシロテテナガザルも掴み易い幅として坂東園長が考え抜いて設置している
1メートル10センチという間隔の鉄棒。自然界ではシロテテナガザルが自分で掴み易い幅を選択するので
人工的に造るのは非常にバランスが難しかったそうですが、坂東園長さすがです!!
シロテテナガザルはまるでビデオを早回ししたかのようなスピードで次から次へと鉄棒やロープを使い移動!
長い手を使ってイキイキと動き回るその姿は本当に動物の偉大さをヒシヒシと感じます。
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てながざる館

おっと!上の写真でお気づきになりました?
そうです!シロテテナガザルの下の方に目を向けると・・・・なんと!サルでは無い小さな動物が!!!
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キョンでございます!!!

てながざる館

「キョン」というこの動物。
キョンとは哺乳綱偶蹄目シカ科ホエジカ属に分類されるシカ。
簡単にいうと、身長45〜50cm、体重約10kgくらいの小型のシカ。
つまり鹿なんです。

このてながざる館ではシロテナガザルとキョンの混合展示。
動物園で異なる動物が同じ施設にいるのはなかなか見られませんけど、
自然界では普通のこと。
この混合展示も旭山動物園ならではの魅力。キョンとシロテテナガザルが
同じ空間で生活しているのです。

そして、
シロテテナガザルは寒さに弱い動物なので冬の間は隣の屋内で展示されます。
室内でも激しくブラキエーションしてその能力を見せてくれます。
(その動きはデジカメではブレて写らないほどです)
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さらには、
旭山動物園の特徴である手造りの看板やパネルも見逃せないです。
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まさにこれこそ行動展示と思える凄い施設「てながざる館」。
おらんうーたん館の隣に出来たこの施設は、一度見るとあなたもその能力の凄さに驚きを隠せないはずです!
そして2010年6月2日この新施設でシロテテナガザルの待望の赤ちゃんが誕生しました!
シロテテナガザルの赤ちゃん動画ページはこちらです。